ヘルスケア

コロナ陰性後の再感染否定 東大チーム、ハムスターで初確認

 新型コロナウイルス感染後に回復したハムスターは再び感染することはなかったとする実験結果を、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らのチームが発表した。検査で陰性になった後に再陽性となる人が相次いで報告されているが、再感染を否定する内容。米国でもサルが再感染しなかったとの報告がある。日本国内の動物実験で確認されたのは初めて。

 再陽性と判定される患者がいる理由について、河岡教授は「(陰性となったのは)たまたま調べた検体の中にウイルスが含まれていなかっただけではないか。短期間では人でも再感染しないだろう」とみている。

 チームは新型コロナ感染症になった場合に人と近い症状が出るハムスターで実験。感染から20日たち既に回復した6匹と、感染したことのない3匹の鼻からウイルスを注入した。すると未感染の3匹は発症し、呼吸器から高濃度のウイルスを検出したが、回復した6匹からは検出されなかったため「再感染しない」と結論付けた。

 また、回復したハムスターの血液成分を感染初期のハムスターに投与したところ、多くのハムスターでウイルス量が減った。

 回復者の血液に含まれる抗体を使う「血清療法」は海外で治療に用いられており、効果があったとする報告もある。河岡教授は「血清療法でウイルスの増殖を防げる可能性が高いことを示せた」としている。

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