大相撲7月場所(両国国技館)で日本相撲協会協会員に新型コロナウイルスの感染者が出ても、協会は同場所を途中で打ち切らない方針であることが19日、明らかになった。3月の春場所では一人でも感染すれば中止する意向を示していたが、無事に15日間の日程を終了した。
東京開催場所の責任者を務める尾車事業部長(元大関琴風)が19日のテレビ中継で明言。感染症学の専門家のアドバイスに基づき、感染者判明で中止にした場合は、その協会員への精神的負担が極めて大きいため、打ち切りはないと説明した。
尾車部長は、感染者が出た場合に濃厚接触者とならないためにも、協会員のマスク着用の重要性を訴えた。