趣味・レジャー

人数制限、スライダー中止も 各地のプールでコロナ対策に四苦八苦

 新型コロナウイルスの影響で、夏のレジャースポットのプールも感染症対策を余儀なくされている。密集や密接を避けるため、各地のプールは人数制限やウオータースライダーの中止といった手を打つが、対策が難しいとして営業休止を決めた施設もある。

 例年、お盆の時期には1日8千人以上が訪れる東武動物公園の東武スーパープール(埼玉県白岡市)。今年は新型コロナ対策で日時指定のウェブ予約制にし、1日の入場者を3千人に限定した。さらに、人気のウオータースライダーも「時間帯によっては列ができる」(担当者)として利用を中止した。

 東京都品川区では、区営プールで不特定多数が利用するビート板の貸し出しを禁止。杉並区の屋外プール「和田堀公園プール」では、浮輪などの遊具の使用を禁じる。大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」の屋外プールも入場者を例年の半数以下に制限。子供たちは密集を避けながら、プールを泳いでいる。

 屋外プールを夜間に営業する「ナイトプール」も、「インスタ映え」スポットなどとして若い女性らに人気だが、今年はナイトプールの利用を宿泊者限定にするホテルが多い。

 ホテルニューオータニ(東京都千代田区)では、宿泊プラン限定でプールを開放。除菌や消毒を徹底した上、場内のデッキチェアを間引きし、入場者数を従来の5分の1まで制限するなどの対策をとる。同ホテルは入場者自体は減少しているとしながらも、「宿泊プランでの利用は前年比で3割増、特にナイトプール限定プランは前年比で約2倍強と伸長している」とアピールする。

 一方で、感染症対策が難しいとして営業休止に踏み切る施設も。毎年6万人が利用する香川県の善通寺市民プールは、人気のウオータースライダーに多くの人が並ぶことなどから「密の対策が難しい」として営業を断念。しらこばと水上公園(埼玉県越谷市)も屋外プールの営業を中止した。

 水質問題に詳しいプール水質管理コンサルタントの関秀行氏は、プールの水に含まれる次亜塩素酸や50%以上の湿度などがウイルスの不活化に効果があるとし、「プールでの感染は極めて低い」と指摘する。

 それでも、コロナ禍では更衣室やトイレなどプール周辺の狭い空間を利用する際には注意が必要と強調し、「(各施設は)ロッカーの消毒を徹底するなど、プール以外での3密を避けるべきだ」と話している。

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