試乗スケッチ

大衆モデルからの脱却 ベンツGLA、初代の成功に甘えず“本格派SUV”に進化 (1/2ページ)

木下隆之
木下隆之

 全高が100mmアップ

 「GLA」はメルセデスのもっともコンパクトなSUVとなる。基本的な骨格はAクラスを流用することから想像できるように、車高を高め、張り出しを強くし、アクティブな印象を強めてはいても、基本的には日頃の使い勝手を求めたコンパクトSUVなのである。

 それは日本の道にマッチしていた。国産セダンからの乗り換えでも違和感はなく、肩の力を抜いたままゆったりと活用することができた。特に主張することもなく、ごく控えめな存在が受け入れられてきた。それが2014年の初代デビューからこれまでのGLAの印象である。

 だが今年、2代目はキャラクターを衣替えして登場したように思う。あきらかに存在感が増した。威風堂々としたそのスタイルがまず、新生GLAの魅力を伝えている。

 前後左右のフットプリントには大きな違いはない。だが、全高が100mmも高くなった(1620mm)。日本の道でジャストフィットだったGLAが、立体駐車場を選ばねばならぬサイズに成長したのは驚きだった。堂々と、本格的SUV宣言をしたかのようなのだ。

 天地に伸びたことで室内スペースに余裕が生まれた。ドライバーの着座点は先代に比較して140mmも高い。140mmは14cmだ。分厚い座布団を数枚重ねたほどの高さなのだ。上から見下ろすような視点からのドライビングが可能になった。格上のGLBよりも52mmも高いというのだから開いた口が塞がらない。

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