デキる男は住まいから

洗面所を効率化して身支度時間をギュッと短縮 夫にもできる家事シェア (1/2ページ)

香村薫
香村薫

 朝晩の身支度時間を効率よくしたい、とお考えの方は多いと思います。そこでぜひ見直してもらいたい場所が《洗面所》です。洗面所は家族みんなが「朝」と「晩」の少なくとも2回は使う場所です。さらに使用する時間が重なりやすいため、家族の人数が多いと密になりやすい場所。今回はすぐにできて家族みんながハッピーになる洗面所の片づけポイントをご紹介します。

 タオルの素材と枚数を家族で相談しよう

 朝時間の効率化でタオル? と思われるかもしれませんが、洗面所の片づけで最初に取り組むべきは「タオル収納の見直し」です。タオルは必ず毎日使うものですし、使ったら洗濯、干す、畳む、戻す、と家事の量が増えるもと。さらに洗面所という狭い空間において、非常に多くのスペースを占めているモノなので、まず最初にタオルを見直すことで空間を確保したいのです。そこでぜひ、タオルの素材と枚数を確認する家族会議を行いましょう。

 タオルは《薄い素材(例えばガーゼ生地)に変更にできないか?》《バスタオル⇒スポーツタオル(フェイスタオルよりも少し大きいもの)に変更できないか?》を相談します。これが叶えば一気に嵩が減るので、収納場所がコンパクトになり、洗濯量が減ります。

 タオルの枚数についても同様で、毎日必ず洗濯をするのであれば、一人あたり一日2枚、そこにプラスしてキッチン用とトイレ用、があれば十分足りるのではないでしょうか。家庭によってタオルの用途が異なりますので、もし上記で足らない場合は、そこにあと何枚追加すればよいか? を相談し、家族みんなが合意する枚数を決めましょう。

 最近、私が片付けサポートにお伺いしたお宅では「高校生の子どもがお風呂上りに自分の部屋にタオルを持ち込み、それを何日も放置している」というお悩みがありました。そこでお子さんにヒアリングを重ねたところ、一番の原因は「タオルなんていっぱいあるのだから1枚くらい放置してもいいや」というタオルの多さが問題だとわかったのです。このときは家族で枚数を決め、さらに子どものタオルは“自分が好きなタオルを買う”というお気に入り作戦で一気に問題が解決しました。

 タオルの収納場所は家族全員が取り出しやすく戻しやすい場所を選び、「あと何枚あるか?」がパッと見てわかるように収納するとよいですね。

 お父さんへの“リクエスト”

 そして、ぜひお父さんにやっていただきたいことがあります。「タオルを畳んで収納する」という家事を《家事シェア》してもらいたいのです。

 多くのお母さんは毎日山のような洗濯モノを干し、それを取り込み、畳んで収納しています。私なんてこれから畳む衣類の山が目に入るたびにテンションが下がってしまいます。ただ、その山の中をよく見ると、タオルが半分くらいを占めているのです。つまり、タオルさえ取り除けば、よし頑張ろう!とやる気が出るのです。「とりあえずタオルだけは畳んで仕舞っておいたよ」の家事シェアがあると、奥様が大喜びするはずですよ。

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