趣味・レジャー

コロナ禍でツーリング人気 ライダーに安全呼び掛け

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「3密」を避けたレジャーとしてバイクでのツーリングが注目を集めている。ライダーの増加が事故多発を招く可能性もあり、ツーリング先として人気の埼玉県秩父地方では、県警が安全運転の呼び掛けに力を入れている。

 埼玉県警によると、県内で今年1~7月に発生したバイク事故による死亡者数は17人で、昨年同期より6人多い。

 「肌感覚だが、例年に比べてライダーの数は増えている」

 こう指摘するのは、「オートバイによるまちおこし」を掲げてきた同県小鹿野町を所管する県警小鹿野署の中山徹副署長だ。県警交通安全対策推進室の担当者も「外出自粛によって交通量が減り、スピードを出しやすい環境ができたことが死者増加の一因ではないか」と分析する。

 県内のバイク事業者106法人で作る埼玉オートバイ事業協同組合によると、感染が広がり始めた今年3月下旬以降、さいたま市や川口市を中心にバイク需要が高まっており、特に中古の原付きバイクが人気という。

 組合の吉川義則専務理事は「バイクは、仲間と一緒に走っても『密』になりにくいので、今年はツーリングに行く人が多いようだ。感染リスクを下げるため、通勤の足をバイクにしたいという相談も増えている」と明かす。

 こうした状況を踏まえ、小鹿野署は22日、小鹿野町の国道299号沿いでバイク事故防止を呼び掛けるチラシなどを配る啓発活動を行った。中山副署長は「バイクの事故は重大な惨事につながりやすい。ヘルメットやプロテクターをしっかり付けて安全な運転を心掛けてほしい」と話している。(竹之内秀介)

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