節約家計簿

コロナ後に向け「やりたいことリスト」作成を

 新型コロナウイルスの影響で中断していた仕事が少しずつ動き出し、収入も緩やかに回復してきています。少し前までコロナ関連以外のマネー記事は減っていましたが、現在は「ウィズコロナ」として、コロナとともに暮らす中での家計管理法やお金の増やし方などの執筆機会が増えています。

 また、終活準備の記事にかかる機会も増えてきました。終活準備としては、介護資金やお葬式代の取り分けなどといった資金準備法をご紹介するほか、バケットリストの作成もおすすめしています。

 バケットリストは「死ぬまでにやりたいことを書き出すリスト」です。この先の人生でやりたいこと、やり残していると感じることをノートに書き出していきます。

 バケットリストを作るときは、「時期と予算」を書くのがポイント。時期は3年後とか5年以内のようなあいまいな書き方ではなく、20○○年○月のように明確にすることが大切です。予算については費用がかさむ夢もそれほどかからないものも、おおよその見積額を書き込みます。

 私自身も、15年くらい前からバケットリストを作成・更新し、リストのすべてに時期と金額を書き添えています。時期を絞り、金額を書き込むことで、資金の準備方法についての計画も立てられます。例として、海外旅行であれば、航空券を買う時期や旅行の申し込み時期に合わせて、旅行会社や航空会社の「旅行積立」をおこなっています。必要な時期に旅行券を受け取れるので、予定通りに旅行に行けます。

 コロナの影響でバケットリストの時期に修正は加えましたが、今はリストを作ってよかったと実感しています。リストのおかげで目標が明確になり、資金準備にも力が入るとともに、夢で終わらせないとする思いを持ち続けていられるからです。コロナと闘う今こそ、「いつまでも健康でいられる保証はない」と考えて、コロナ後の未来に向けたバケットリストを作ってみてはいかがでしょうか。

(ファイナンシャルプランナー

畠中雅子)

 

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