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今だけの素屋根に覆われた「金閣」 屋根の葺き替え工事で

 舎利殿のこけらぶき屋根のふき替え工事が進む世界遺産・金閣寺(鹿苑寺、京都市北区)は2日、素屋根に覆われた舎利殿を公開した。工事は12月まで。新年には装いを新たにお目見えする予定だ。

 工事は9月1日から着手し、屋根のふき替えだけでなく、舎利殿の金箔(きんぱく)の修理もあわせて行う。

 期間中も参拝は可能。訪れる参拝者のために、素屋根の中央をわずかに開けて、舎利殿の様子が見られるようになっている。

 舎利殿は昭和25年に炎上し、30年に再建された。屋根のふき替えは平成14年以来18年ぶりだが、新型コロナウイルスの影響で参拝者が激減していることから、この時期の工事となった。

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