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マイナポイントは登録すると便利になるの? お得に使うには (1/2ページ)

泉澤義明
泉澤義明

 政府が、消費活性化のため政策の一つとして9月から「マイナポイント」を始めました。この政策は、マイナンバーカードの普及とキャッシュレス決済の促進を狙ったものです。

 マイナポイントとは? マイナンバーカードを取得し、キャッシュレス決済サービスでマイナポイントの利用手続きをした人を対象に、選択したキャッシュレス決済サービスでの買い物に使える上限5000円分のポイントがもらえます。マイナポイントを受けることができる期間は、2020年9月1日から2021年3月31日までとなります。

 政府は、マイナポイント利用者を4000万人と見込んで、2000億円の予算を計上していますが、出だしは低調のようです。時代はカード時代となっていますが、最近もドコモの不正被害など、電子決済のトラブルも続出しています。情報漏れの不安がある、使いすぎてしまうのではないか? まだまだ、現金主義派の方も多くいます。

 マイナポイントの予約や申し込みは、パソコンやスマホ、コンビニや役所に設置された専用端末を使っておこないますが、IT関係になれていない人や高齢者にとっては手続きが苦手かもしれません。マイナンバーカードを取得しているのが、5人に1人という現状を見ても、「わざわざコンビニや役所に出向いてまでするほどのことでもない」と考える人も多いようです。

 手続きにかかる時間は、マイナンバーカードをすでに取得している場合で、パソコンやスマホを所有していれば、30分もあれば手続きはできますが、マイナンバーカードを取得するには申請から約1カ月かかるので、それも手続きの時間とすれば、待ち時間が長いといえます。マイナポイントの取得までの流れを画像付きで紹介しているサイトなども多いので、一つ一つ確認しながら進めていくと、簡単におこなえます。また、家族にサポートしてもらえる人がいるなら、助けてもらいましょう。

 例えば、Aさんは手続きにかかった時間が1分程度だったとのこと。「マイナポイントのアプリを入れて登録し、マイナンバーカードをスマホで読み取るだけだったので、1分ぐらいで終わりました。25%が最大で戻ってくる20000円をチャージして、その日うちに5000円キャッシュバックされました」

 マイナポイントは、成人だけでなく、未成年の子どもも対象です。例えば、父、母、10歳と3歳の子どもの家族の場合、5000円×4名の2万円分のマイナポイントを受け取ることができます。とはいえ、小さな子どもがキャッシュレス決済サービスを利用している方が少ないと思います。その場合は、未成年者に限り、法定代理人(親などの)名義のキャッシュレス決済サービスでマイナポイントを受け取ることができるのです。

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