教育・子育て

来年の成人式もコロナ対策 和歌山では分散開催や時間短縮、中止も

 来年の成人式について、和歌山県内の各自治体では新型コロナウイルス対策として参加者を分散して開催したり、時間を短縮したりする簡素化の動きが広がっている。年明けの寒い時期にあたるため、感染拡大のリスクを考慮し、すでに中止を決めた自治体もある。(西家尚彦)

 和歌山市では例年、市内の和歌山県民文化会館を会場に成人式を開催。子供太鼓のパフォーマンスや、芸人によるコントなども実施してきた。

 今年は1月5日に開催し、新成人3608人中、1855人が参加。時間は1時間半だった。

 しかし来年は、1月10日に予定する成人式を新型コロナ対策で簡素化する。参加者の密集を避けるため2部制にし、それぞれ開催時間を35分程度に短縮。アトラクションもなくす。

 市によると、来年の新成人3465人(今月1日現在)中、1800人程度の参加が見込まれる。

 参加者を紀の川を挟んで北部と南部に分け、第1部(正午~午後0時35分)は南部地区を対象に、第2部(午後3時~3時35分)は北部地区を対象に開く。

 会場では受け付け時、参加者に検温をするほか、混雑が起きないよう複数の扉から分散して入場してもらう。マスクの着用を促し、座席の間隔も開ける。恒例の市歌や国歌の斉唱も、参加者は歌わず、会場に流れる音楽を聴くだけにする。

 こうした動きは、他の自治体でも広がっている。

 田辺市では、来年1月10日に紀南文化会館で予定する成人式を3部制とする。参加者を中学校区で分け、通常は1時間45分の開催時間を、それぞれ40分程度に短縮する。例年、館内の階段で実施する新成人の集合写真撮影は、密集を避けるため取りやめる。

 橋本市も、来年1月10日に県立橋本体育館で予定する成人式を2部制にする。例年は保護者も出席できるが、今回は新成人のみに限定する。

 一方で、成人式の中止を決めた自治体もある。

 那智勝浦町では当初、来年1月3日に町体育文化会館で、ミニコンサートなども含めた約1時間半の式典を予定していたが、今年9月下旬、幹部会議などで協議し、中止を決めた。

 町の担当者は「成人式のため都市圏から新成人が帰省すれば、感染拡大のリスクも懸念される。地域の高齢者の健康にも配慮し、やむなく中止を判断した」と明かす。新成人には、すでに中止を連絡しているという。

 異例の対応が迫られる成人式について、県の担当者は「冬場の新型コロナの流行が懸念される時期に成人式が集中するため、開催する場合は、参加者への検温や消毒液の設置など、防止対策を徹底してほしい」と呼びかけている。

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