例年のインフルエンザであれば、発症して38度以上の高熱を発していても保健室で受験させてくれる学校は多かったが、新型コロナとなればそうはいかない。別室受験させてくれる学校は皆無だろう。
また、受験生本人が濃厚接触者に認定されてしまえば、あるいは発症していなくても陽性となってしまえば、道義的に受験会場に入らせるわけにはいかないはずだ。
コロナ禍下の受験パターンは二つに分かれるか?
詰まるところ、今年度については、受験パターンを組む上での考え方は大きく二つに分かれる模様である。
- A. 新型コロナ感染リスクは特に考慮せず、例年どおり、1月に押さえ校の合格を確保して、2月1日からの本命校に臨む
- B. 2月1日以前の新型コロナ感染リスクを極力回避するため、1月の押さえ校受験は見送る
一方で、現時点で1月中旬~2月初旬の状況を見通すことは難しい。今すぐに押さえ校受験の適否を判断するよりは、1月受験をする場合、しない場合の二つの受験パターンに対応できるようにしておき、正月明け早々に結論を出すのが賢明かつ合理的かもしれない。
その場合も、受験生自身の納得感とモチベーション維持のためには、方針とそう構える理由を親子でしっかりと共有しておきたいことは言うまでもない。
【受験指導の現場から】は、吉田克己さんが日々受験を志す生徒に接している現場実感に照らし、教育に関する様々な情報をお届けする連載コラムです。受験生予備軍をもつ家庭を応援します。更新は原則第1水曜日。アーカイブはこちら