ヘルスケア

高齢者接種は3カ月以内に 新型コロナワクチンで政府想定

 政府が新型コロナウイルスのワクチン接種について、65歳以上の高齢者を対象に各市町村が行う接種の期間を3カ月と想定していることが25日、分かった。政府は同日、自治体向けの説明会をオンライン形式で開き、こうした想定に基づく準備を求めた。

 政府はワクチン接種について、(1)一部の医療従事者(2)全国の医療従事者(3)65歳以上の高齢者(4)基礎疾患を有する人や高齢者施設従業員ら(5)その他-の順で進める方針。(3)の高齢者は3月下旬からの開始を見込んでおり、想定通りに進めば6月下旬には高齢者の接種が終了することになる。

 政府は市町村単位で接種を行う(3)について、1回目と2回目の接種をそれぞれ9週間で行うと想定。2回目接種は1回目の3週間後から可能となるため、全対象者が2回受け終わるには3カ月を要する。平均高齢化率を基に人口10万人の自治体の高齢者を2万7000人とすると、1週間当たりの接種数は6000回となる。

 接種期間の目安は、各市町村での接種規模を算定するため、ワクチンの流通、接種態勢を基に設定した。接種は任意のため希望する高齢者が少なければ、基礎疾患を有する人ら(4)の接種開始時期が早まる。

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