クルマ三昧

すぐそこに迫る自動運転の時代 先進の運転支援技術に舌を巻いた (1/2ページ)

木下隆之
木下隆之

 自動運転は「レベル2」から「レベル3」へ

 自動運転の時代がもうすぐそこまで迫っている。このところ徐々に増えている高度な運転支援技術搭載車に触れると、時代の急速な流れを実感するのである。

 国土交通省が提案するロードマップでは、自動運転のレベルは5段階に分けている。

 「レベル1」は、ごく初期の運転支援レベルにとどまる。障害物を認識した上で、自動で停止、先行車を追尾し、レーンキープといった車線をはみ出さないシステムがそれだ。数年前ではごく一部の高価なモデルに限定された装備だったが、近年ではコスト制限のある軽自動車にも搭載されている。高齢者によるアクセルペダルの踏み違いなどに端を発した安全意識の高まりを受け、運転支援装備を公表するメーカーも少なくない。

 「レベル2」になれば、さらにオートドライブは進む。前を走るクルマの速度に合わせて加減速するばかりか、遅いクルマがいれば自動で追い越しもする。スバルが力を入れる高度運転支援システム「アイサイトX」などはその技術が盛り込まれている。高速道路の分岐や合流もこなすのは日産の「プロパイロット2.0」だ。追走は時速100キロまで許容するというから、自動運転に限りなく近いといえよう。

 「レベル3」はさらにそのシステムを推し進めている。瞬時にドライバーが反応できる態勢にいることが条件だが、ドライバーはステアリングから手を離すことが可能なのだ。ハンズフリーは「レベル2」でも可能だが、より限定範囲が広がる。

 「レベル4」ともなれば完全自動運転である。地域限定の無人自動運転も含まれるから、たとえば無人の路線バスの運行も考えられるし、過疎地での送迎も予定されている。

 「レベル5」はもはや車内はリビングと化す。乗員は安全を確認せずともクルマは目的地に移動する。読書しながらの移動も許されるのである。

 とこのようにレベル分けされているのだが、現在のところ「レベル2」が現実的であり、「レベル3」に足を踏み入れたというのが正解だろう。

 先日、日産「スカイライン」に採用されているプロパイロット2.0、あるいはスバルのアイサイトX、そしてBMWのドライビングアシストを経験して、自動運転の世界がもうすぐそこに迫っていることを感じた。

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