山梨県は12日夜、県内在住の男性が新型コロナウイルスのブラジル型変異株に感染していることが確認されたと発表した。2週間以内にブラジル滞在歴があるという。検疫以外でブラジル型が確認されたのは国内で初めて。
この男性の検体は、山梨県立中央病院が独自のゲノム(全遺伝情報)解析でブラジル型変異株が疑われると判定。国立感染症研究所が確定検査を行っていた。
山梨県によると、男性の接触者1人が陽性、濃厚接触者3人が陰性だった。陽性者の検体を国立感染症研究所に送り、検査を依頼している。
変異株は人への感染に関わる表面のタンパク質に変異が生じていて、感染力が高まっているとされる。