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パンダ人気で集客を 和歌山・白浜のホテルにパンダルーム

 パンダが外から飛び込んでくる-。こんなイメージのアートを掲げたパンダルームが、和歌山県白浜町の「白良荘(しららそう)グランドホテル」にお目見えし、予約の受け付けを始めた。部屋は枕クッションやグッズ、廊下の足跡などパンダづくしで、ホテル側はパンダ効果で集客増加を目指している。14日から来年3月末まで宿泊できる。

 町内のレジャー施設「アドベンチャーワールド(AW)」で昨年11月にパンダの赤ちゃんが誕生。公開は12日からだが、名前公募に11万件超の応募があるなど人気が高い。新型コロナウイルスで厳しい状況にあるホテルが、この人気を集客に生かそうと5階の1室をパンダルームにした。AWも協力した。

 パンダルームは和室で、70平方メートル。ドアを開けると、パンダ親子をイメージした大小の足跡が目に入る。白良浜(しららはま)を一望できる窓のそばの壁には、ササの葉と、パンダを描いたアートが設置されている。大好きなササの葉を狙ってパンダが白良浜から壁を突き破って来るイメージで、写真を撮ってSNS(会員制交流サイト)で楽しんでほしいという。

 ベッドにはパンダの枕クッションを配置。パンダのぬいぐるみや、歯ブラシ、ペンなどのグッズは持ち帰りできる。

 福井信行総支配人は「今年に入り、コロナ禍で厳しい状況が続いていた。AWのパンダは人気が高く、お客さんも利用していただけるのでは」と期待している。

 パンダルームはツインベッド。2人利用の場合、1人あたり2万3340円(税サービス料込み)から。

 ホテルでは来年3月末まで、1階ロビーでパンダの生態や出産、子育てなどを解説するパネル展も開催している。無料。問い合わせはホテル(0739・43・0100)。

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