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星野リゾート「OMO」年内に京都で3軒開業へ 都市出店を加速

 高級旅館・ホテルを展開する星野リゾートは16日、オンラインで開いたプレス発表会で、価格を抑えた都市観光ホテル「OMO(おも)」3軒を今年新たに京都市で開業すると発表した。大阪市のJR新今宮駅前で来年4月に出店する「OMO7大阪新今宮」(同市浪速区)が関西初と注目されていたが、京都で先行開業することになる。

 OMOはビジネスホテルと異なった都市観光ホテルで、これまで北海道旭川市、東京都豊島区で計2軒展開している。

 1、3、5、7と数字が大きくなるほどサービスや施設の幅が広がり、たとえば「OMO1」はカプセルホテルだが、「OMO7」はレストラン、カフェなどが付いたフルサービスのホテルとなっている。

 東寺から徒歩圏内の「OMO3京都東寺」(京都市南区)と、三条にある「OMO5京都三条」(同市中京区)が4月15日、2軒同時にオープンする。残り1軒の「OMO5京都祇園」は祇園で今秋開業を予定している。コロナ禍を逆手に取り、閉館したホテルの運営を引き継ぐ形で一気に拠点を拡大。感染収束後に回復が確実視される宿泊市場を取り込む狙いもある。

 「OMO3京都東寺」の前身は、開業から9カ月足らずで昨年6月に閉館した「ホテルWBF京都東寺」。運営会社のWBFホテル&リゾーツ(大阪市)は昨年4月に経営破綻し、その後、星野リゾートがスポンサー支援する契約を結んだ。ほかにも同様に閉館したホテルが複数あり「建物オーナーの意向や、再生の可能性を判断したうえで、星野リゾートのブランドに切り替える可能性もある」(担当者)という。

 この日の発表会で星野佳路(よしはる)代表は「制約条件は多いものの、良い部分を見つけてアピールするなど、ホテルのコンセプトを考えやすい」として既存ホテルを再生させる利点を強調し、地方都市にもOMOの展開を広げる考えを示した。

 地方リゾートのイメージが強い同社だが、東京都内に高級旅館「星のや東京」や「OMO5東京大塚」を展開するなど都市部への出店意欲は強い。京都の「OMO」は当面、国内客をターゲットにしながら、館内で曼荼羅(まんだら)を題材にしたアート作品を楽しめたり、スタッフが世界遺産の東寺を独自の切り口でガイドしたりと、立地場所の文化や歴史を深く掘り下げたテーマ追求型の施設やイベントで差別化する。

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