東京都は27日、新型コロナウイルスワクチンを医療従事者向けに接種する際のウェブ予約システムに不具合があり、運用を一時停止したと発表した。当面はコールセンターでの対応とし、復旧の見通しは立っていない。
都によると、特殊な解析ツールを使うと予約した人の名前や生年月日などが閲覧できる状態だった。27日午前1時半ごろ、都民からの電話連絡で不具合が発覚した。情報流出の有無については現在調査中だという。
ワクチンの接種対象となる医療従事者は都内に約60万人。そのうち接種を終えた人は26日時点で約8万2500人となっている。担当者は「今回の不具合によって今後の接種に影響が出るとは考えていない」と述べた。