【ワシントン=住井亨介】米食品医薬品局(FDA)は10日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンについて、現在認めている緊急使用許可の対象年齢を12歳以上に引き下げることを認めた。これまでは16歳以上が対象だった。
FDAは声明で「パンデミック(世界的流行)との闘いにおいて、大きな一歩だ」と意義を強調した。
ファイザー製ワクチンは昨年12月に緊急使用が許可された。疾病対策センター(CDC)によると、これまでに約1億3983万回分が接種され、免疫獲得に必要な2回の接種を終えた人は約5950万人にのぼっている。