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インドで猛威の変異株、都内で広がる恐れ 専門家

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が27日に開かれ、都内での流行の主体が従来株より感染力が強いN501Y変異株に置き換わった一方、今後はインドで猛威を振るっているL452R変異株が広がる恐れがあるとの見方が示された。都内の感染者数は減少傾向にあるものの、専門家からは「L452R変異株の動向によっては、再び増加に転じる恐れが十分にある」と懸念する声が上がった。

 都は、都外居住者の唾液の郵送検査による感染判明分を除いて分析。26日時点の7日間平均の新規感染者数は587・7人で、前週の703・6人を100人以上下回った。

 会議に出席した専門家は、都内では現在、N501Y変異株が流行の主流だが、今後はN501Yよりもさらに感染力が強いとされるL452Rの影響を見守る必要があると指摘した。26日現在、都内ではL452Rは14件検出され、クラスター(感染者集団)の発生も確認されている。海外の状況を見ると、急速にL452Rに置き換わることが想定されるといい、感染の再拡大を防ぐため、監視体制の強化を求める意見が出された。

 小池百合子知事は会議終了後、26日に政府へ緊急事態宣言の再延長を要請したことについて「ワクチン接種が広がるまでのタイムラグをどう埋めるかで判断した」と語った。事業者への休業要請など具体策については「国との協議を進める」と述べるにとどめた。

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