ヘルスケア

神戸市で1日、新たな英国株確認 感染力強くワクチン効果弱める可能性

神戸市は1日、新型コロナウイルスに感染した同市内の50代男性の検体を解析した結果、英国型変異株がさらに変異したウイルスを確認したと発表した。従来の英国株に、ワクチンの効果を弱めるとされる「E484Q」という変異が加わったもので、欧州など世界で約150例が確認されているが、国内では初めて。

市健康局によると、男性は先月17日に陽性が判明。その後、市健康科学研究所でゲノム解析を行ったところ、英国由来の「N501Y」の変異に、さらに「E484Q」の変異をあわせ持つ株であることが判明したという。

男性は軽症で、すでに回復。海外渡航歴がないことなどから男性の体内で変異したと推測される。唯一の濃厚接触者である妻が陰性だったことから、この変異株が蔓延(まんえん)する可能性は低いとみている。

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