ヘルスケア

大阪府の新型コロナウイルス累計感染者数10万人超え 3カ月で5万人増

 大阪府は2日、新たに213人が新型コロナウイルスに感染し、27人が死亡したと発表した。累計感染者数は10万133人となり、10万人を超えた。府が「第4波」とする3月からの約3カ月間で、それまでの累計を上回る約5万3千人の感染を確認した。現在は新規感染者数は減少傾向だが、府は感染力が強いとされるインド由来の変異株の流行を警戒し、府民に対策の徹底を求めている。

 府によると、2度目の緊急事態宣言が解除された3月1日時点の累計感染者数は4万7179人。その後は英国株が猛威を振るい、3月22日に79人だった1日当たりの新規感染者数は約3週間後の4月13日に千人を突破。5月2日までの20日間をみても、2日間を除いて連日千人を超えた。

 直近7日間の新規感染者数の1日平均は、ピークだった5月2日の1135人から今月2日に218人まで減ったが、同日時点の重症者は219人と少なくない。感染が再拡大すれば、医療提供体制が危機的状況に陥る恐れがある。

 吉村洋文知事は記者団に「大阪の大都市性を考えれば(感染が)急速に広がる可能性がある」と警戒感を示し、府民や事業者に感染症対策への協力を求めた。

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