群馬県の石川眞男玉村町長が1日、前橋市内の王山運動場を訪れ、東京五輪・パラリンピックに向け長期の事前合宿を行っている南スーダン選手団に「全力で練習してきた成果がいい結果になってほしい」などと激励した。
石川氏は、難民としてロンドン五輪に出場した南スーダン出身のマラソン選手の半生を追った映画「戦火のランナー」の祖国を思い続ける姿に感銘を受け、「隣町でもあり、応援したい」との思いで6月に前橋市のふるさと納税を個人で利用。税額控除や返礼品は辞退したという。
内戦で疲弊した南スーダンには、十分な練習環境が整っていない。事情を知った前橋市は、ホストタウンとして令和元年から陸上選手4人とコーチ1人の事前合宿を受け入れている。