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飲食店「せっかく仕入れたのに…」 酒類再開から一転

 4回目の緊急事態宣言が発令されることになった東京都では、6月21日に解禁されたばかりの飲食店での酒類提供が再び停止される。早くも休業を迫られた店は「これからだったのに残念」と嘆き、営業時間の短縮要請にも従わない店が多い現状に「不公平だ」との不満の声が相次いだ。

 「常連客に申し訳ないが、酒が出せないなら休業するしかない」。東京・新橋駅近くの居酒屋「東京立ち飲みバル」の男性店員(48)はため息を漏らす。3回目の宣言が解除された6月21日に都のルール通りの時短営業で酒類提供を再開したばかり。「すぐにオーナーと相談しないといけない。せっかく仕入れた食材も無駄になってしまう」と頭を抱えた。

 銀座コリドー街の飲食店店長(34)は「前回宣言中はノンアルコール飲料でしのいだが、酒は売り上げの柱。いざこれからという時に非常に残念だ」と肩を落とす。

 別の飲食店で働く男性(25)は「ルールに従った店が損をするのは不公平だ」と指摘。都の時短要請を無視し、多くの店が深夜営業を続ける現状に憤る。国は協力金の先渡しで自粛に理解を求める意向だが、「協力金を先に受け取ってルールを守らない店もあるはずだ」と注文をつけた。

 新橋で会員制スナックを営む浦田麗子さん(68)は「飲食店が酒類提供を止めても、路上飲みが増えるだけ。酒を販売するコンビニにも制限をかけるなど、もっと強気な姿勢が必要なのではないか」と話した。

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