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北海道で気温上昇 札幌は21年ぶり「猛暑日」

 北海道は19日、高気圧に覆われた影響で各地で気温が上昇し、午後2時時点で上川地方の上富良野町で35・7度など道内7観測地点で35度以上の「猛暑日」となり、112カ所で30度以上の「真夏日」を観測した。札幌管区気象台によると、暑さはきょうがピークで20日以降は和らぐものの「今月末ごろまでは真夏日が続きそう」としており、水分補給など体調管理に十分注意するよう呼び掛けている。

 同気象台によると、19日午後2時現在で最も気温が高いのは上富良野町の35・7度で、次いで日高地方の日高町35・5度、十勝地方新得町の35・4度など。札幌市も午後1時35分に35・0度を観測し、平成12年8月1日以来21年ぶりとなる猛暑日を記録した。

 暑さの影響で熱中症とみられる救急搬送も各地で増えている。札幌市消防局によると、同市内では午後3時半現在で20代男性1人、50代から90代までの男女8人が救急搬送された。いずれも中等症か軽症。20代の男性以外はすべて住居内にいたという。

 市内では6月以降、熱中症による救急搬送が一桁台で推移していたが、気温が30度を超えた今月16日から18日までの3日間は1日当たり14~25人に急増している。同消防局は気温や湿度が上昇する中、感染対策のマスク着用で熱が逃げにくくなっているとし、「気付かないうちに脱水になるなど体温調節がしづらくなる」などと熱中症予防を呼び掛けている。

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