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小山田氏の起用、10年前にNHKに問い合わせ「本人反省している」

 ミュージシャンの小山田圭吾氏が学生時代の同級生らへのいじめを理由に東京五輪開会式での楽曲制作担当を辞任した問題で、NHKは21日、小山田氏がかかわるEテレの教育番組「デザインあ」について、放送を開始した10年前に視聴者から問い合わせがあったことを明らかにした。

 NHKによると、「デザインあ」の放送が開始された平成23年、視聴者から小山田氏の過去のいじめ発言について問い合わせがあり、番組担当者が小山田氏の所属事務所に事実関係を確認したという。事務所から「本人が重々反省している」「後悔している」との説明を受け、放送継続を決めた。29年にも同様の問い合わせがあったが、23年の対応を踏襲し、放送を継続したという。

 NHKの正籬聡(まさがき・さとる)放送総局長は、「東京五輪・パラリンピックでわれわれは多様性を認め合い、共生社会を実現していくということがレガシーになると考え、放送もそれを実現していきたい。そういう中で、今回そういう判断(放送中止)をした」と説明。過去の問い合わせ時と対応が変わったことについて、「ものの考え方や見方は、時代で変わってくるところもある。過去の判断を踏襲するのではなく、視聴者の意見や全体を踏まえて適切な判断をするのが大切だ」と述べた。

 一連の問題を受け、NHKはEテレで放送していた同番組と、「JAPANGLE(ジャパングル)」の放送を当面、中止。両番組とも小山田氏が「コーネリアス」名義で音楽を担当していた。

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