ヘルスケア

アストラ製のコロナワクチン接種対象、40歳以上に決定

 厚生労働省は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、原則40歳以上を予防接種法に基づく接種対象にすることを決めた。米ファイザー製、米モデルナ製に続き3番目。モデルナ製の対象を現行の18歳以上から12歳以上に拡大することも決まった。同日の専門分科会で了承された。

 厚労省は自治体のニーズに応じて接種を進めるが、開始時期や実施方法は未定。国内で生産できるが、厚労省は使用可能量を明らかにしなかった。大学病院などで接種後の健康調査も予定している。冷蔵保存が可能で既存のワクチンより管理しやすい利点がある。

 アストラ製は5月に特例承認されたが、海外で接種後に血栓ができる事例が報告され、国内使用は見送られていた。6月に関連学会が血栓症の診断・治療の手引を公表したことや海外動向、国内では40代以上で重症者割合が増える傾向などを踏まえて使用を決めた。

 対象が40歳以上の英国では約4700万回接種され、血栓症の報告は2回接種のうち1回目で100万回当たり14・8件。接種直後の急性アレルギー反応「アナフィラキシー」の同16・5件と同程度だという。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus