ヘルスケア

コロナ禍で懸念されるアルコール依存、数年後の時差を経て生じる恐れも (2/2ページ)

 生活リズム変えず

 久里浜医療センターの松下幸生副院長は、「不安の強い人や衝動性が高い人はアルコールに限らず、依存傾向になりやすいとされる。コロナ禍の不安や社会からの孤立など、心理的負担から飲酒量が増える層がいる。少し時間がたってから影響が出る可能性はある」と指摘する。

 東日本大震災後、甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島では、アルコールに関する相談が増加。大きな災害後、不安を感じる人が増えると、地域の飲酒量は全体的に増加するという海外の研究結果もある。

 コロナ禍と飲酒の因果関係はまだ分かっていないが、今後、深刻な影響をもたらす可能性は否定できない。

 松下氏は「在宅でも生活リズムを変えず、人とのコミュニケーションをとり、心身の健康の維持を意識することが大事。飲みすぎていると感じているなら外来もやっているので相談に来てほしい」としている。(大渡美咲、王美慧)

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