学生から金融大国へ USIC通信

不況を乗り切る正しい金融リテラシーを 東北大学投資サークル・Tonpei Capital (1/3ページ)

 「大学のときに投資について腰を据えてしっかり勉強出来ていればな」と思ったことのある読者さんは少なくないのではないでしょうか? 東北大学の投資サークルTonpei Capitalでは、老後の堅実な資産形成を学ぶことができます。気になった金融ニュースを交換し合ったり、資産形成について学ぶ勉強会などを日々の活動としています。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインでの活動をメインにしています。また、Tonpei Capitalでは、日々の短期取引などに興味がある方も歓迎しています。

■具体的な活動内容は

 低金利により収入をもとに貯金のみで人生100年時代を乗り切ろうとするのは無謀です。人口減少、年金不安、終わらない景気後退など私達を取り巻く環境は不安材料ばかりです。しかし、我々は、そのような状況下においても他人や政府のせいにせず、不況を乗り切る正しい金融リテラシーを身につけることを目標にしているサークルです。

■投資を始めたきっかけは?

K.W:高校の時に、友達と一緒にお金儲けの仕方についていろいろ調べていた時に、デイトレードというものを知ったのがきっかけです。デイトレーダーと呼ばれる人たちがどのような職業なのかが当時は分からなかったのでネットで調べていると、短期間でものすごい金額を稼ぐことも可能な職業だと知って凄く興味を持ちました。

 それからは書籍やネットで調べていくうちに、短期間で大きなお金を稼ぐことは極めて小数の人たちの話であって、ほとんどの人たちが損をしている業界だとしりました。逆にそのことが僕の挑戦心を掻き立て、そのままのめり込んでいきました。

 また、トレーダーの人たちは財務のデータを分析するだけではなくて、チャートからテクニカル分析や現在の値段から目標の値段まで到達する確率といった要素で瞬時に売買の判断をしていると知った時に凄く理系心をくすぐられてより興味を持った事を覚えています。そして成人し投資ができる年齢になり、それまでの興味が失せないままにはじめました。

久住:なるほど、やはり、デイトレードは華がありますからね。

K.W:久住君はどうして投資に興味を持ったの?

久住:まず、僕が大学一年生のときにコロナショックが起きました。

 東北大学で大学デビューを飾るつもりが、オンライン授業で出鼻をくじかれ、2020年の3月や4月はマンションの自室にに引きこもらざるを得ませんでした。暇で暇で仕方なかったので、こんな疑問が頭をよぎりました「今、世界で何が起こっている?」「なぜ、株価が暴落した?」

 しばらく調べているうちに、株式市場や債券市場の熱気や金融街のスーツスタイルのクールさが僕を魅了し、強い憧れを抱くようになりました。つまり、僕は、ロックダウンの暇つぶしをきっかけに投資をはじめました。

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