ヘルスケア

エンフィール、企業向け花粉症対策で生産性低下4万8000円抑制 

 花粉症に悩む従業員に対策プログラムを提供したところ、年収に占める生産性の損失額が1人当たり約4万8000円抑えられた-。企業の健康経営を支援している「エンフィール」(東京都千代田区)がこんな調査結果をまとめた。対策プログラム「働く人の花粉症チャレンジ」は、メールマガジンやオンラインセミナーなどを通して花粉症の知識や学習機会を無料で提供。昨年末からの4カ月間で、40社・1万人以上が参加した。同社は、就業中の症状や症状が出た日数などをプログラム実施前と実施後で調査した。その結果、従業員1人当たりの年収に占める生産性損失割合は、実施前が4.9%だったのに対し、実施後は3.3%となり、損失額を4万7991円抑えたとしている。また、参加者の77%が「花粉症対策の意識変化があった」と回答した。同社はNTTドコモとエムスリーの共同出資会社。

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