学生から金融大国へ USIC通信

「普通の生活」が壊れたとき 大学生が感じたオンライン化の「可能性」と「弊害」 (1/2ページ)

 はじめまして! USICに加盟する滋賀大学公認サークルの株式投資研究会、現代表の水上慶一と申します。新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン中心の生活に世の中が移行してからもう2年が過ぎました。講義が完全オンラインになったり、大学の施設に利用制限が設けられたりなど、学生生活に絞っただけでも様々な変化がありました。私たちの投資サークルの活動も例外ではなく、今回はそのようなコロナ以前から現在までの環境の変化を振り返りつつ、私たちの活動についてお話しできればと思います。

■「普通の生活」が壊れたとき

 私は「平成」で入学し、初めての成績は「令和」で貰うことになった、ちょうど年号の変わり目の年に入学した学生でした。春には新入生歓迎会に参加し、高校時代に簿記を勉強したことをきっかけに会計情報を使った投資に興味を持っていた私は、迷わず投資サークルに入りましたが、定期的にEDINETで企業の財務諸表をチェックするという少々特殊なルーチンワークを除けば、大学の講義とサークル活動に邁進する、典型的な学生生活を送っていました。サークルメンバーの希望者を募り、メンバー間での交流を深めるためにゲーム大会が開かれたこともありました。

 そんな普通の学生生活が崩れ去ったのは、大学1年生の時間も終盤に差し掛かった令和2年の冬でした。サークルの役職メンバーの引継ぎも終わり、春からのサークルの活動内容を話し合っていた頃に、新型コロナウイルス感染症は徐々に世の中を侵食しはじめました。春前には新学期のサークル活動はおろか、大学生活までも脅かされることとなり、不安定な情勢のまま新年度を迎えることになるのでした。

■オンライン化の弊害

 結論から言えば、私たちのサークルにとっては「オンライン化」はメリットよりもデメリットの方が目立つ結果となりました。人と人との距離感、サークルの部屋の熱気、大学までの通学時間など、コロナ以前では全くもって意識していなかったことでしたが、オンライン化によって失われた今では、適度な緊張感ややる気を引き出させる重要な要素であったように感じます。

 オンライン会議ツールによって時と場所を選ばず活動できるようになったこと自体は勿論良いことであり、自発的にやる気を引き出せるメンバーにとっては活動の幅が広がったのではないかと思います。結果的に、やる気を維持できるメンバーとそうでないメンバーとの間で熱量の二極化が発生してしまい、春には10名近くいた新入部員も、年度が終わる頃には3名まで減少してしまいました。

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