デキる男は住まいから

「毎日カレー」生活を1カ月やってみた 我が家に起きた変化とは? (2/2ページ)

香村薫
香村薫

 基本的にはペースト状のカレーの素をココナッツミルクなどで溶き、さらに好きな具材を入れて煮込んでいます。

 グリーンカレーにはピーマンなどのクセ強めの食材を入れるのですが、これがスパイスの力なのか、その苦味を抑えてくれるから不思議です。これなら食べられる! と子供たちもパクパク食べていました。

3.食費が大幅に減った

 1カ月間カレー生活をしてみて一番びっくりしたことが節約です。

 カレー生活7日目が経過したころ、週に一度の食材買い出しに行こうとしたときに冷蔵庫の中の食材があまり減っていないことに気づきました。考えてみると、例えば豚の生姜焼きをするとなると、メイン食材が豚肉となるので一回の食事でそれなりの肉量が必要になります。ところが、豚肉カレーの場合、あくまでもメインはカレーなのでそこまで大量に豚肉が必要になるわけじゃないのですよね。

 肉の日、魚介類の日、さらに旬の野菜を加える日もあります。加えるモノによってカレーの味が変化するのも楽しいです。

 カレー生活を始めてから、カレーを食べたあとの腹持ちの良さと身体の温かさ(お腹がポカポカする感じ)も実感しています。

 我が家のように家族の帰宅時間が違う場合、カレーであればでき立てでなくても味があまり変わらない点もいいですね。帰宅した家族が自分で好きによそって食べることができるので、お母さんが手伝わなくても良いのです。自然と家事シェアにもつながりますね。

 1カ月のカレー生活を経験した結果、我が家では今、夫が「カレーの素づくり」にハマっています。

 カレーの素次第でカレーの味が大きく変わるからです。家族みんなで今週のカレーの素をつくるのもとても楽しくておススメですよ。よかったらお試しください。

 この「毎日カレー生活」の体験談、どなたかのお役に立てましたら幸いです。

香村薫(こうむら・かおる)
香村薫(こうむら・かおる) 片づけの専門家
ライフオーガナイザー
大学卒業後、トヨタグループ会社に入社。そこで学んだトヨタメソッドを家事に応用した「トヨタ式おうち片づけ」を提案。片づけサポート業務「ミニマライフ」を起業。全国での講演活動、個人宅での片づけサポートを行う。著書に「トヨタ式おうち片づけ」「トヨタ式超ラク家事」(ともに実務教育出版)「トヨタ式家事シェア」(主婦の友社)がある。NHKをはじめTVや新聞・雑誌などメディア出演多数。

【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら

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