学生から金融大国へ USIC通信

「投資女子」の急増に驚き 若者が投資に熱中するのは「靴磨きの少年」か? (2/5ページ)

Q.投資スタイルは?

小川:株式やFXで世界のニュースを参考に、資金が限られているのでテクニカル分析で短期運用しています。

清水:週1000円ずつ無理のない範囲で成長・安定度を見極めながら、大型株に長期積立投資をしています。一方で、新興株で話題になった株式に短期で運用することもあります。

Q.運用にあたってのルールは?

小川:感情に流されない損切りですね。

清水:短期運用では含み損3%で損切りとタイトな設定にしています。他方、長期運用では気にせず放置しています。

Q.重視することは?

小川:資金もないので儲けは期待できません。勉強になる・経験を積めることです。市場の値動きは世界経済の体温計ですし、世の中の動きに敏感なれます。

清水:少ない資金でも今から資産形成を始めることは大切だと思います。ただ、何より勉強になります。学生の知らないような会社が実は凄い技術をもっていたり…就活など将来を考える上でも役立ちます。金融リテラシーや分析の力は、どの分野でも必要な知識ですしね。

Q.不安なことは?

小川:情報があふれていることです。どれが正確なのか、よく考える必要があります。

清水:資産がなくらないかはいつも不安です。それでも貯金よりは良い選択だと思います。

Q.情報の選択というお話があったが、情報収集はどのように?

小川:色々な媒体があるからこそ、実際の(サークルなどの)先輩の声は大切だと考えています。

清水:日経新聞を読む癖をつけています。その一方で、SNSは世の中の温度感を知るためにみます。

Q.日本株に投資されているようだが、日本は持続的に成長すると思う?

小川:日本にいると実感はないけど、漠然とは欧米諸国との差を感じます。

清水:日本の仕事は丁寧だけどスピード感がなく、置いていかれるような印象です。一方で、個別企業ベースではすごい会社も沢山ありますよね。

Q.お金の使い道は?

小川・清水:投資のお金は再投資でずっと回すつもりです。まだ資金は少ないですが、複利効果もありますし、ゆくゆくは給料+投資収入の二足の草鞋にして、病気や老後に備えたいです。

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