自衛隊運営の大規模ワクチン接種センター東京会場で、開設された5月24日から4カ月間に訪れた延べ120万1688人のうち、接種後30分以内の急性期に副反応があったのは0・24%に当たる2930人だったことが17日、分かった。自衛隊中央病院などが新型コロナウイルスワクチン接種後の状況を調査し、結果は学術誌で公表する予定。
センターでは米モデルナ製ワクチンを使用している。2930人のうち救急搬送されたのは75人。「アナフィラキシーショック」と呼ばれる重大なアレルギー反応を起こした人はいなかった。
センターによると、2930人のうち約7割の1998人が女性。免疫やホルモンなどの性別の違いが関連するとみられるが、詳細なメカニズムは不明という。年齢別では若い人が比較的多く、20~34歳が1001人と最多だった。