ペットを飼う意味合いが変わった
新型コロナウイルスが蔓延した昨年は、ペットを飼い始める人が増えた。犬は46.2万頭(前年比14%増)、猫は48.3万頭(前年比16%増)と過去最高を記録している(一般社団法人ペットフード協会の調査)。
「コロナ禍になり、ペットを飼う意味合いが変わりました。人との関わり合いが希薄になってしまいましたので、これまで以上に『癒しの存在』『コミュニケーションパートナー』といった意味合いで、ペットの家族化が進んだと思います」
アニホックは現在、東京都内23区を中心に、埼玉県南部と神奈川県北部の一部エリアでサービスを提供している。診察料はすべて税込みで、初診料が2200円、再診料が1100円、往診料金が5500円、深夜料金(午後7時~9時)が1万1000円となっている。(2021年10月末時点)
外科手術や入院治療が必要な場合は、提携している動物病院を紹介。また、重篤な病気の場合は、高度な治療を行う2次診療施設へと繋いでいる。
「5月に始まったばかりで現在はテストマーケティング状態ですが、改善を行いながら今後は獣医師の数を増やしていく方針です。そして関東全域、さらに地方の都市部へと展開したいと考えています」
さらに獣医業界の現状も改善したいと考えている。
「獣医の仕事は大変な重労働です。12時間以上の勤務は当たり前、真夜中でも急患が発生すれば対応しなければなりません。そのため、獣医の資格を持ちながらも就業していないドクターが数多くいます。獣医の職場環境を改善し、現場へ戻れるような体制づくりも考えています」
アニホック(anihoc)とは、animal hospitality care(アニマル・ホスピタリティ・ーケア)の略称である。この名前には、ペットが安心して診療を受けられる世の中になってほしいとの願いが込められている。(吉田由紀子/5時から作家塾(R))