強化選手から外れている安藤は現在、ソチ五輪最終選考会を兼ねる12月下旬の全日本選手権の出場権すらない。地区予選を突破するだけでなく、国際大会に出て五輪に必要な最低技術点の獲得も必要だ。「マスコミの皆さんは、どうすれば安藤選手がソチ五輪に出場できるかを取材しているが、先走りすぎるのは本人にとっても良くない。まずは元世界女王が2シーズンのブランクをどう埋めるのか、演技を見てみないと」。ある連盟関係者は報道が過熱する中で、冷静に話した。
7月2日夜。私事だが、妻が第一子の長男を出産した。女性にとって、妊娠から出産までの時間がどれだけ大変かを間近で見てきた。
アスリートとはいえ、出産から1年もたたずに迎えるソチ五輪と向き合うのは大変な決断だっただろう。それでも、3日に報道各社に流したコメントからは「愛娘との時間を大切にしながらスケートに専念し、ソチ五輪を目指して全力で挑戦していきたい」と意欲が伝わってきた。来年2月の五輪開幕時、果たして安藤は…。25歳の五輪シーズンに注目したい。
(田中充/SANKEI EXPRESS)