1幕はトムの、2幕はエイミィ、そして3幕は2人の本音が、劇中に独白の形で盛り込まれていく。その二重の劇構造もこの作品の特徴だ。
「時間と場所も一瞬で変わるので、演技を瞬時に変えていくのも課題です。エイミィは控えめで個性のない印象の女性ですが、本音の独白が積み重なっていくと、いろんな面が見えてくる。その発見も面白いんです」と楽しそうに語る。
答えはお客さまが…
過去の恋愛を、勝手な思い込みで美化していたり、後で事実を知って驚いたり…。まさに、どこにでもありそうな、やりとりがおかしい。
栗山(60)は、「グラスゴーで書かれていますが、いまそこにある日本人の物語なんですよね。中越さんも池内さんも動物的なのがいいですね。本能で演じられる人です」と評価する。
ズルズルと関係を続ける2人だが、エイミィが妊娠。またまた2人の主張が異なり、本音と建前が入り交じり…。作者は答えやテーマは打ちださない。さて、どうするのか?