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サーカディアンリズムと動的平衡 大和田潔 (2/2ページ)

2013.9.2 11:00

 サーカディアンリズムは治療にも応用されていて、適切な時間に治療を行う時間治療や、体の代謝リズムを考えて薬を使用する時間薬理という方法が医療現場でも応用されています。

 「食べてすぐ寝ると牛になるわよ」と叱られたことがあるかもしれません。これはあながち嘘ではありません。栄養を蓄積する遺伝子が活発に働いている夜遅くに食事して寝ると、脂肪細胞がどんどん肥大化していくことになります。夜は少なめの食事にすると同じエネルギー量でも太りにくくなります。サーカディアンリズム障害そのものが、肥満の原因になるとも言われています。

 運動を制限して、食を絞るといったエネルギーの出入りを極端に絞る方法は、動的平衡の面からみると健康的ではありません。生命活動のリズムを考えて、適切な時間にしっかり食事を取り、運動に適した時間にしっかり運動する。ぜひ、こういった生命のリズムの力を使ったテコの原理を利用して、効率的に機能的な体を取り戻していくことにしましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔(おおわだ・きよし)/SANKEI EXPRESS

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