グリーンピース・インターナショナルの上級幹部クミ・ナイドゥー氏は「大統領がわれわれが海賊ではないと認めたことを歓迎する」との声明を発表し、「今回の行動は純粋に北極の環境保護が目的だ」と強調した。
「国籍問わず起訴」
しかし、ロシアは活動家たちを簡単に許すつもりはないようだ。約30人の活動家は米、豪、ブラジル、仏、伊、加など18カ国から集まっており、身柄引き渡しなどが外交問題にもなりかねないが、ロシア捜査委員会のウラジーミル・マーキン報道官はAFPに「今回の抗議活動の参加者は全員、国籍を問わず起訴する」ときっぱり。大統領も壊れやすい北極の自然環境は慎重に扱われるべきだが、グリーンピースの抗議活動は単なるパフォーマンスだと一蹴した。
プーチン大統領はそもそも環境保護団体の訴えを気にしていないようにも思える。英紙デーリー・メールなどによると、2010年8月、大統領は極東カムチャツカ半島を視察中、生態調査サンプルの採取との名目で、ゴムボートでのクジラ撃ちに挑戦。そのとき彼はこう言った。
「本当に興奮した。3回失敗したが、4回目で命中した」(SANKEI EXPRESS)