それに対し副交感神経は、リラックスするときに活発に活動します。瞳孔を収縮させ、脈拍数を落とし、消化管の動きを活発にします。ゆったりとおいしいものを味わうときに「目を細める」のは、副交感神経が優位になった証しです。
私たちが生き続ける限り、交感神経と副交感神経はこのように状況に応じて精巧な歯車のように協力しあって働き続けています。自律神経系はカラダのコンディションを整える大切なシステムなので乱れることはめったにありません。「自律神経が乱れる」という表現は、「(正常に働く)自律神経への負荷が大きいため疲労感が出る」というのが正しいでしょう。気候変動による秋バテなどでは自律神経に負荷がかかりやすいので、規則正しい生活を心がけることにしましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)