≪パナ、次世代コックピット生産へ≫
パナソニックは10月15日、自動車の次世代コックピットの生産を、2016年以降に開始する見通しだと明らかにした。スマートフォン(高機能携帯電話)と連動し、音楽アプリ(応用ソフト)などをダッシュボードに呼び出して利用できる。
主に海外の自動車関連メーカーへの受注販売を見込んでいる。津賀一宏社長は、記者団に対し「M&A(企業の合併・買収)も検討する」と述べ、成長分野に位置付ける自動車関連事業の規模拡大に意欲を示した。
パナソニックは東京都内で開かれているITS(高度道路交通システム)世界会議に、次世代コックピットのモデルを出展。フロントガラスなどに速度やカーナビの情報を映し出し、ドライバーが前方を見た状態のままで確認できる「ヘッドアップディスプレー」(HUD)も採用する。(SANKEI EXPRESS)