【ワインのこころ】
国産ぶどう100%で造られた日本ワインが元気です。その要因の一つはワインの品質向上によって消費者の評価が高まっていることにあります。サントリーワインインターナショナル(以後サントリー)ではその評価をさらに強化すべく、長野県の塩尻ワイナリーと山梨県の登美の丘ワイナリーにあらたな醸造設備を導入し稼動を開始しました。先週の10月11日、収穫まっさかりの2ワイナリーを視察してきました。
1936年創設の塩尻ワイナリーでは、振動式の選果台や小型の醸造用タンクを設置。ぶどう果粒を厳選し、ぶどう区画の収穫に合わせた小容量での醸造対応で、より質の高いワイン生産が期待できます。
この日は設備だけでなく、塩尻市岩垂原のぶどう畑『山本園』にもお邪魔しました。岩垂原地区は桔梗ケ原の北に位置し、山本園は標高700メートル以上の場所にある冷涼なエリア。大きな石ころが目につく、水はけの良い土壌から、サントリーのジャパンプレミアム産地シリーズ『岩垂原メルロ』のぶどうを生産しています。