女優考えるきっかけに
「雨あがりの夜空に」がライブ版、スタジオレコーディング版、出演者の演奏版と多様な形で披露される本作は、清志郎ワールドだ。出演の打診を快諾した竹中は「清志郎さんの映画やるのか。なんか照れくさいなあ」というのが正直な気持ちだった。忌野とは、音楽、映画、舞台の世界をエンジン全開で一緒にぶっ飛ばしてきた、いわば“扱いの荒い”ドライバーと愛車のような関係だった。「忌野さんは僕の映画音楽を担当してくれたり、出演もしてくれた。舞台にも出てもらいましたよ」
全編マレーシアでの撮影については、「暑さとの戦いでした。監督はどんなシーンでも絶対に何度も、何度も、何度もリハーサルをやる方なんですよ。私も竹中さんもすごいスタミナが要求される役どころなので、大変でした」と振り返り、苦笑いを浮かべるのは北乃。作中では、ずっと通気性の悪いウエディングドレスを着ている役だったばかりか、ドレスを着たままバスケットボールやアクションシーンもこなさなければならなかったのだ。