休憩を取るサーファーの傍らでは、なぜか逆立ちをしている人もいた=写真。広い砂浜の開放感で、身体を動かしたくなったのだろうか。他の人に迷惑をかけない限り楽しみ方は人それぞれ。逆立ち、大いにけっこうですね。倒れたって背中が砂で汚れるだけだ。みんなが同じことをするより、いろいろあった方がむしろ楽しい。この魅力は大切にしたいとつくづく思う。
ただし、この夏の鎌倉は、その「迷惑をかけない限り」の線引きをめぐって揺れに揺れることにもなった。鎌倉だけでなく、お隣の逗子や江ノ島の海水浴場も共通の悩みに直面している。長い冬は、その解決策をさぐる時間でもある。(編集委員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS)