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ミュージカルでも、音楽劇でもない「交響劇」 舞台「船に乗れ!」演出 菅野こうめい

2013.11.19 18:46

 音楽高校を舞台に、若者たちの恋愛や挫折を描き、2010年本屋大賞のベストテンにも選ばれた青春小説「船に乗れ!」(藤谷治・作)が初めて舞台化され、12月13日から東急シアターオーブ(東京)で上演される。開幕まで1カ月に迫った今月(11月)13日、都内の稽古場にキャストが集まり、意気込みを語った。

 「船に乗れ!」はチェロの早期教育を受け、音楽エリートを自認して育った主人公・津島サトルが、不本意にも滑り止めの音楽高校に進学。音楽を通じて個性的な仲間と出会い、苦悩や挫折を経験しながら成長していく物語だ。東邦音楽大学管弦楽団員41人で編成するオーケストラが出演し、全編をクラシックの名曲が彩る。だがミュージカル演出に定評があり、本作も手がける菅野こうめい(56)は原作を読み「主人公たちの心情を音が巧みに表していた。こりゃ“ミュージカル”みたい」とひらめき、バッハやベートーベンの楽曲の一部に登場人物の心情をのせた歌詞をつけ、キャストが歌うシーンも盛り込んだ。高校時代のサトル役で主演する山崎育三郎(27)は「クラシックの名曲に日本語をのせて歌うのは困難、悪戦苦闘の日々ですが、日本版グリーみたいです。新しいスタイルをお見せしたい」と意気込む。また菅野は「ミュージカルでも、音楽劇でもない。交響劇の誕生です」とも宣言、満を持している。問い合わせは、アトリエ・ダンカン(電)03・3475・0360。(SANKEI EXPRESS

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