リミニ・プロトコルが2011年に行った「100%ケルン」の一場面。(C)Sandra_Then【拡大】
今ある流れの一つが、リアリズムからフィクションの探求へ、表現者の関心が移行する傾向という。これまで若者の心理をリアルに切り取ってきた「チェルフィッチュ」が11月28日から東京芸術劇場シアターイースト(東京)で上演する「現在地」はSF的なアプローチを取る。
またドイツの「リミニ・プロトコル」による実験的な“演劇”「100%トーキョー」(11月29日~12月1日、東京芸術劇場プレイハウス)は、人口統計に基づき集められた100人の都民を舞台に上げ、ライブ形式で意識調査を行うことで、今の東京の“都市の物語”を浮かびあがらせる。こちらは小さな物語を一つずつ拾う試みだといえるかもしれない。(津川綾子/SANKEI EXPRESS)