ともに服飾デザインを学ぶ大学へと進み、2004年に2人でデザインしたコレクションを発表。フランソワさんが描き出すユーモラスなイラストと、オフェリーさんの斬新なパターンがシンクロし、パリコレクションのデビュー当時から高い評価を得る。同時に、フランソワさんのイラストはアートとしても注目を浴び、各地で個展を開いてきた。
日本との出会いは今年の5月、東京・青山で開催された個展を機に初来日したことがきっかけになった。“都会が大の苦手”という2人だが、東京の街だけは相性がよかったのだとか。「仕事で世界中の都市に行きましたが、こんなに緑が多くて居心地がいい街に出会ったことがありません。ここなら、何度でも来たいと思いました」(フランソワさん)
高層ビル、深い緑、青山墓地
中でも、強く心を奪われたのが東京・港区の青山墓地だったという。「都会とは思えない深い緑と不思議な形の石、静かな空気に驚きました。そして空を見上げると、真っ青な空をバックに高層ビル(六本木ヒルズ)が建っている。そんな景色は東京にしかありません」。ヴィア バス ストップからコラボレーションの依頼があり、2人は快諾。今回のコレクションが完成した。