対策では、「競争力強化策」に約1兆4000億円をあて、中小企業の設備投資促進や東京五輪に向けた交通網整備、農地中間管理機構の設置などを盛り込んだ。
また、女性や若者・高齢者向けの施策に約3000億円を確保したほか、低所得者や子育て世帯への影響を緩和する家計支援策に6000億円をあてた。
政府は復興特別法人税の1年前倒し廃止を決定。8000億円を国の財源から補填(ほてん)する。対策の財源である補正予算案は12日にも閣議決定する。
≪女性・子育て支援 増税後にも配慮≫
政府の経済対策は、女性や子供、高齢者向けの施策を充実し、増税後の暮らし向きに配慮したのが特徴のひとつだ。
昨年、25~39歳の女性のうち、働く女性の割合は7割と過去最高だった。政府は仕事と育児の両立を財政、制度の両面で支援する。
経済対策では2017年度末までに待機児童を解消する「待機児童解消加速化プラン」を前倒しする。現在、国は保育園の運営費や改修費について、利用定員20人以上の認可保育園に限り補助している。プランでは15年度以降、補助の対象を定員6人以上、19人以下の小規模保育所に拡大する方針だ。経済対策をテコに、待機児童の解消を加速する。