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怖いといって逃げてはいけない 初の一人芝居「声」 鈴木京香さんインタビュー (2/5ページ)

2013.12.16 17:00

撮影の合間の愛読書はエッセーだという、女優の鈴木京香さん(宮川浩和撮影)

撮影の合間の愛読書はエッセーだという、女優の鈴木京香さん(宮川浩和撮影)【拡大】

  • 一人芝居「声」の稽古に集中すると語った鈴木京香さん。「大丈夫、やれるよ」との三谷幸喜さんの励ましがうれしいという(宮川浩和撮影)

 冒頭、女性は電話の向こうの彼に対し「別れても平気」といったふうに装おうとする。が、彼が電話を切る「その時」が近づくと、突拍子もない世間話を始めたり、弱い姿をさらけ出す。なりふり構わず話をつなごうとする様は痛々しくもある。

 「思い込みも、自己愛も強く、最初は愚かな女性だと感じました。でも彼に対する愛が強すぎて、そう振る舞わざるを得なかったんだと、稽古が進むうちに気付いて、なんだか切なくなりました」。鈴木は女性像に心を寄せ「本当はかわいらしさもある、普通の女性なんです」と、かばうように言った。

 「相手の声」伝える緻密演技

 一見、女性の独白劇だが、「電話の先に相手がいる。実は会話劇」だという。彼の「声」は「…」の「間」で表現され、戯曲に一切、出てこない。そのため、女性を演じる裏側で、電話越しの彼の気配も伝えるという緻密な演技が求められる。

 今回、三谷と鈴木は6月から緩やかな頻度で稽古を重ね、時間をかけて背景や人物を掘り下げた。その過程で鈴木は改めて「男心は女と違う」と思い至ったそうだ。

「いつかは」の初エッセーも

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