設立を呼び掛けた一人、慶応大SFC研究所で社会コミュニケーションを研究する若新雄純(わかしん・ゆうじゅん)上席所員(訪問)は「ニートは一般の価値観からは偏っているとしても、劣っているわけではない。少数派でも多様な人材」と強調する。
ネットを通じて運転資金を集め、Tシャツを販売する計画を進めるグループの代表、末日吉辰也さん(25)は「批判だけして去る人もいたけど、あきらめずにアイデアを実行する覚悟が必要だ」と思い詰めた表情で話す。
末日吉さんは私大の芸術学部に入学し、体調を崩し半年で退学した。塾講師や書店員のアルバイトをしたが「正社員でも給料は安くて忙しい。働いても幸せになれない」と働くのをやめ、都内の実家で暮らしている。
漫画を描くのが好きで「自分がいいと思うものを描き、買ってくれる人がいたらうれしい。今回の経験を将来に生かしたい」と期待する。