早朝の湖面=2013年12月25日、東京都奥多摩町(野村成次撮影)【拡大】
今年の奥多摩湖は貯水量がたっぷり。風もない早朝の湖面は、山肌や木々をきれいに映している。杉は緑を保っているが、落葉樹は葉をすっかり散らし、枝だけが白く光っている。その真冬の静けさを破って、「キャーキャー」と鳴き声が聞こえる。サルの群れが近くに来たのだ。数匹が道路まで出ている。カメラを構えたら「パパラッチだ!」とばかりに逃げていった。ここのサルは人を見る目がない。みめ麗しく優しい小生が、危害を加えるはずなどないだろうに。いや、その日は食べ物を持っていなかった。連中はそれを瞬時に見破って、ムダだと立ち去ったのだろうか。(野村成次、写真も/SANKEI EXPRESS)
■のむら・せいじ 1951(昭和26)年生まれ。産経新聞東京、大阪の写真部長、臨海支局長を経て写真報道局。休日はカメラを持って、奥多摩などの多摩川水系を散策している。